田舎暮らしの道しるべ
田舎暮らしを始めるための物件や不動産、古民家の選び方や場所選びなど、田舎暮らしの道しるべとなる情報を掲載しています。
■スポンサードリンク古民家
古民家特有の黒く太い柱や梁は大変すばらしく、立派なものです。このようなものを現代建築で作ろうと思うと、とても手が出せない金額になってしまうでしょう。その点古民家は一般的に価格が安く、部屋数が多くて大家族でも利用できます。
逆に言うと10部屋もあるよな古民家では、少人数で住むときには掃除が大変ですね。
もともと古民家は農作業を効率よく行うために作られた家であり、住むときの快適性を追求した建物ではありません。間仕切りがほとんどなく、トイレも多くの場合外に設けられています。隙間も多いのも欠点で、冬の寒さは経験したものにしかわからないものです。古民家(農家物件)の取得は、その村社会に直接入っていくことを意味します。人付き合いの苦手な人や週末田舎暮しの人には向かない、憧れだけでは住めない物件です。
また古民家は築年数が古いので傷んでいることが多く、屋根の葺き替えが必要な古民家は莫大な費用がかかります。太い柱や梁は雪の重みに耐えるための古民家の多くは雪国にあります。古民家は数が減少しており、見た目や安さだけで決めるのではく、農家の文化遺産を受け継ぐぐらいの気持ちで購入して頂きたいものです。