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田舎暮らしの道しるべ

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古民家はどうして100年以上もつ?

古民家は現在の木造住宅の2〜3倍の太さの通し柱を部材としてぜいたくに使っている。このような丈夫な構造体にしたのは、屋根の重みと関係があります。茅葺きに代表される草屋根の骨組みは、構造体に接合しているのではなく、その一部に穴を開けて引っ掛ける構造になっています。屋根の重み自体で固定するわけです。このやり方は八の字に開いて外壁を押す力が発生するので、それに耐える丈夫な柱や梁が必要になったわけです。

囲炉裏も重要なアイテムであり、薪から出る煙が屋根材に使われる縄や湿気を嫌う構造体に付着して建物全体を頑丈にしていきます。草屋根自体も乾燥を好むので、囲炉裏の果たす役割は大切でした。

現代建築では結露が問題のひとつとしてありますが、土壁や土間のある古民家では、土が常に呼吸しているためまず起こりません。

古民家はそもそも住まいの快適性を追求したものではないので、室内が暗い、冬が寒いなどの欠点があります。寒さについては少々の補修では解決できないものです。高齢者や寒さが苦手という方にはお勧めできません。

 

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