田舎暮らしの道しるべ

田舎暮らしを始めるための物件や不動産、古民家の選び方や場所選びなど、田舎暮らしの道しるべとなる情報を掲載しています。

■スポンサードリンク

古民家の補修

空家になった古民家はもろく、水回りを中心に痛んでいき、床が抜けてそのうち屋根まで崩壊してしまいます。地域差はあるものの、5年以上放置されしまった古民家はかなり傷んでいると思ってよいでしょう。雪の多い地方はなおさらなので、古民家を選ぶなら、なるべく空家になっていた期間が短いものがよいでしょう。

古民家の補修の目安としては、比較的状態のよいもので2〜300万円、35坪程度の古民家の水回り、床下、内外装までの補修で5〜600万円、60坪以上の古民家の全面補修では1000万円以上かかります。補修前には大掃除が必要で四トン車十台分もの不用品が出てくることもあります。

また、どんなに程度のよい古民家でも水回りの傷みを疑ったほうがよいでしょう。壁に穴を開けて配管しているものが多く、そこから傷みが発生します。柱や壁が崩れかけている場合もあるので、よく調べてみましょう。床下も消耗が激しいので必要があれば手を加えるべきです。

古民家に多い引戸は、不要になることが多いのでそのような場合は、引戸を壁にすると使い勝手がよくなります。戸と同じ厚みの下地材を張って漆喰で仕上げると古民家のもつ雰囲気を損なうこともないでしょう。

屋根の補修については、茅葺き屋根の全面補修は700万円程度かかってしまいますが、上にトタン板を被せるなら半額程度で済みます。すでにトタン葺きしている古民家は錆びを点検し、必要なら塗り替えます。ただし、雨漏りが発生しているような古民家は建物全体に悪い影響を与えている可能性が高いので、購入は避けたほうがよいでしょう。

 

Copyright © 田舎暮らしの道しるべ. All rights reserved