田舎暮らしの道しるべ

京都での田舎暮らしはどうですか？ええっ！？、京
都って田舎なの？と、ちょっと違和感を感じる方や、
不思議に思われる方も多いかもしれませんが、古都
京都もその周囲には、実は自然に恵まれた里山が残
っているのです。観光と歴史のまち、京都なのです
が、それでもやはり京都は田舎暮らしの地として人
気があるのです。

山奥や海沿いの本格的ないわゆる「田舎」とは少し
趣が異なるでしょうが、街の中心からやや離れた、
ひなびた里での田舎暮らしにあこがれる人は多いよ
うです。

京都は、淀川とその支流の流れる平野に発達した街
で、桓武天皇が長岡京（784年）に続いて、平安京
（794年）に遷都したことに始まる、実に1200年も
の歴史を有する平安の古都です。

府民全体の75％の人は｢景観や文化財が損なわれる
なら、マンションやビルなどの建設は行うべきでな
い」という意見を持っている反面、｢暮らしの中に
新しいことを積極的に取り入れたい｣という意見も
持っており、このあたりの新旧文化の絶妙なバラン
ス感覚が京都府民の県民性です。

さて、京都での田舎暮らしにピッタリのエリアは、
どのようなところでしょう？

●山城エリア
　近世の特徴を伝える町家や中世以来の寺社、宇治
　茶を生産する茶畑、竹林や北山杉、点在する石仏
　群などが有名です。

●丹波エリア
　棚田と山村集落、盆地に広がる水田レンガ建造物
　群などが有名です。

●丹後エリア
　日本三景の一つ天橋立、機織りの音が響く丹後縮
　緬の里、海を見下ろす棚田、映画の撮影場所にも
　選ばれた舟屋、など観光明媚なところです。

どうですか？古都京都も、ちょっと周りに目を向け
ると、まさしく田舎暮らしにふさわしい土地と地域
に囲まれているようです。京都での田舎暮らしも、
あなたの田舎暮らしの候補として検討されてはいか
がでしょうか。